GUIDI (グイディ) カカト修理
- shoe repair ROOST
- 2020年2月21日
- 読了時間: 2分
◆カカトリフト交換 ビブラム1205使用◆
・2,900円(税抜)
グイディのプレーントゥシューズのカカト修理です。
グイディの靴でよく持ち込まれるのは、一枚革で製造されたバックジップになっているブーツで、このプレーンのタイプは初めて見ました。
アッパーに使われている革はバケッタ加工がされているもので、これはグイディの靴によくみられる加工の革ですが、普段見るブーツは黒のものが多く、こんなに色の明るいブラウンの物を見られたのは嬉しいですね。
ジンターラでこの革を使った靴を持っているのですが、グイディは元々がタンナーですので、もしかしたらここの革を使っているのでしょうか?

写真でパッと見るとコードバンのようにも見えますが、バケッタ加工がされた革です。
どちらも起毛面を潰して艶を出すという手法は同じですが、実物を見るとかなり雰囲気が違います。
個人的にはこちらの革の方が好みです。楽しんで作業ができましたよ。

修理で使用したのはビブラム1205番。元々も同様の素材が付いていました。
登山型の定番ヒールですがやや弾力があって、その粘り気で耐久力を出すタイプの素材です。
■ブランド紹介■
グイディはイタリアのシューズブランドですが、元々は1896年に創業されたタンナーです。
ですが、イタリア・トスカーナ地方での革鞣しの歴史は、これ以前から行われていたようなので、それ以上の歴史と文化が詰まっているタンナーですね。
現在のような靴を作り始めたのは2005年からのようですが、ホームページの「歴史」のページで1427年には5つのシューメーカーがあったとの記述もあるので、履物造りは本当に古くから行っていたのかもしれません。
グイディの「革への情熱と伝統への敬意」という理念でも分かるように、革そのものが持つ風合いや雰囲気をそのままダイレクト製品化しています。
デザインは大胆かつシンプルで、革の持つ魅力が最大限に引き出されています。
製法もグッドイヤーウェルテッドでしっかりしているところも魅力的。
shoe repair ROOST (シューリペア ルースト)
愛知県名古屋市千種区四谷通2-8 YOU YOTSUYA 2F
OPEN 11:00~19:00
CLOCE 月曜日、火曜日
052-783-8355
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