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Alden (オールデン) つま先+ハーフラバー+カカト修理

■つま先ラバー+シルバースチール

 5,700円(税込)

■つま先減り補強 両足

 500円(税込)

■トップリフト修理 Vibram5342(アリエル)使用

 2,900(税込)

■カカト土台積み上げ補強 両足各1枚

 1,000円(税込)


ビューティアンドユース別注のオールデン。品番は31851。

底材に諸々修理です。

ウィングチップでパッと見ロングウィングのようにも見えますが、ウィング部分は切り返しがそのままソールの方へと流れていき、羽根部分から発生した切り返しが後部まで水平に伸びています。

他のメーカーでもあまり見る事のないこの手のデザインですが、他と少し変わっているという所が良いですよね。

アイレットもハトメ状になっていて、変わった表情という雰囲気を一層盛り上げています。


修理は、つま先にシルバーヴィンテージ。

ハーフラバーにクロコ柄のVibram2340。

カカトにはVibram5342。

つま先、カカトはそれぞれ減りすぎていたため各々に補強付きと、修理をやる側からするといろいろ「てんこ盛り」な修理でした(笑。


実はこの靴、中古で購入した方が持ってきたのですが、カカトに大元の持ち主様の頑張った痕が残っていました。

承知の上で購入し、すぐに直してもらおうと持ってきてもらいました。ありがとうございます。

これは恐らく「シューグー」という靴底補修商品でやった痕だと思いますが、修理屋以外の一般の方が底材に手を加えるには、ほぼこれしかありませんからね。

僕もこの仕事に就く前に使った事はありますが、綺麗に仕上げるのは至難の技。

中々難しい商品という認識です。

ホームセンターなんかでトップリフトだけ売ってるのもたまに見かけますが、「元々のやつ取って、これ付ければいいんでしょ?」と安易な感じで買ってしまう人も居そうで怖いですね。サイズもピッタリなのは無いでしょうし、ボンドだってそれなりのノウハウが必要です。修理屋から見ると「機械も無しでどうするんだろう?」とも思ってしまいます。

「ゴムが付け足されればそれでいい」と思う方も居るかと思いますが、ある程度綺麗な仕上げを求める場合は・・・・修理屋を頼ってくださいね。

と言うわけで、すべて削り落して仕上げ直ししました。


■ブランド紹介■

Alden (オールデン)

1884年、アメリカ・マサチューセッツ州で創業のオールデン。

元々はカスタムメイドのブーツや受注生産が中心で、矯正靴も展開していました。

足に優しく、快適な履き心地のトラディショナルシューズと評され、中でもモディファイドラストはそのフィット感や履き心地の良さで多くの靴好きを虜にしています。

デザインも安定感のある普遍的なものが多く、年齢やファッションを限定することが少ないため、様々なシーンや年齢層に愛されているユーティリティープレイヤーです。

世界各国に数多あるシューメーカーの中で、ラストの種類で立ち話ができるメーカーは僅かです。上記のモディファイドに加え、バリー、アバディーンなどなどを擁するオールデンはそれができる数少ないメーカーですね。


shoe repair ROOST (シューリペア ルースト)


愛知県名古屋市千種区四谷通2-8 YOU YOTSUYA 2F


OPEN 11:00~19:00


CLOCE 月曜日、火曜日


052-783-8355


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