■ラバーオールソール リッジウェイ使用
15,000円(税込)
■オールソールオプション ダブルソール
1,800円(税込)
Paraboot (パラブーツ)
パラブーツのシャンボードをリッジウェイソールを使用してオールソール。
通常よく目にするシャンボードはノルヴィージャン・ウェルテッド製法ですが、こちらはグッドイヤー・ウェルテッド製法。
ドレスシャンボードなんて呼ばれることもあるみたいですね。
少し驚いたのは靴の中でクッションの役割を果たす中物にコルクが使われていたという事。
通常のメーカーでは当たり前にコルクが使われているのですが、パラブーツのカジュアル系の靴には独自構造のラバーがセットされている場合がほとんどです。
ちなみにパラブーツにもドレス系ラインがあり、それらの多くはレザーソールが採用されていてこちらの中物はコルクです。
そういえば、グッドイヤーのシャンボードなどは初めてだったのかも。もしかしたら昔雇われで働いていた時に手にしていたかもしれませんが、そこまで気にしていませんでした。
カジュアル系のグッドイヤーラインはコルクが使われているのかもしれません。
シャンボードをオールソールで持ち込まれた時、決まってこの中物の話をして「独自構造のラバー中物が使えないので履き心地が変わりますよ」とご案内し、ともすればメーカー修理をオススメしています。
まぁ、パラブーツはメーカー修理がちょっと高額なんですけどね。
修理屋さんはこの中物をコルクかスポンジなどで代用するしか方法が無いので、沈み込みのないラバー構造と違い履き進むにつれて履き心地やサイズ感まで変わってしまう可能性が大きくなります。
自分では無いのですが、実際昔の同僚が自身のパラブーツをコルク仕様にしたところワンサイズ大きく(体感)なってしまい、中敷で調整せざるをえなくなったと嘆いていた事があります。
今回のお客様にもこの話をしたのですが、知識不足からまったくの嘘を垂れ流してしまいました。知ったかぶって知識をひけらかすのはあまりよくないですね(笑
今回のオールソールではもちろんコルクを使用しリッジウェイのダブルソール仕様です。
なので、サイズ感の変化等は大きく変わらないと思いますので、ある意味良かった。
唯一の変更点としてはミッドソールをラバーからレザーへ変更したので、その辺りで履き心地に「柔らかみ」ができるかと思います。
いやぁ。勉強になった一足でした。
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