■レザーオールソール マルティン使用
15,500円(税込)
■オールソールオプション ヒドゥンチャネル
2,500円(税込)

カルミナのクォーターブローグをドイツ マルティン社のオークバークを使用してオールソールです。
靴業界において堅牢で有名な素材を供給しているのがJR(レンデンバッハ)ですが、こちらのマルティン社はそのJRよりも歴史が深いタンナーです。
創業が1645年と言いますから驚きですよね。
おそらく、現存するタンナーでは世界最古だという事です。
JRの堅牢さとは単純比較はできませんが、こちらの素材も信頼の置けるものだと思っています。
元の仕様を真似て、ヒドゥンチャネル(糸隠し)を掛けた仕上げで、トップリフトもオリジナルに似せた化粧釘を打っています。
カカトの高さが少し高く(1mm程度)なったのですが、ややピッチドヒールな造りのためドレッシーさがかえって引き立つ様になりました。
そう。全体的にドレッシーさがあって格好良いカルミナなんですが、ひとことあるとしたらコバ削りすぎなんですよね。
トリッカーズやアメリカの古い靴の様にコバをガッツリ残すとカジュアル方向に傾きますし、シュッっとした靴がウケるのも分かるんですが、せっかくグッドイヤーウェルト製法で造ってるんだから最低でも2回はオールソール出来ないと意味が無い気がします。
もちろん全ての靴がそうなっているわけでは無いですが、縫い糸のギリギリまでコバが削られているパターンを良く見ます。
同じ傾向がクロケットなんかでも見られますので、購入する際にはこんな細かいところも見てみると面白いかもしれませんね。
ちょっと愚痴っちゃいました。
そうは言っても各メーカーでコンセプト等ありますから、自分と「意見の合う」靴を見つけるのも楽しみ方の一つだと思っています。
■ブランド紹介■
CARMINA (カルミナ)

カルミナというブランドの靴が登場したのは1997年。
これだけを聞くとそれほど歴史のあるメーカーでは無いのかと思われがちですが、その歴史を遡ると1866年まで辿り着きます。
スペインで最高級の靴造りをするアルバラデホという一族の系統で、カルミナという名前の前はそのまま「アルバラデボ」という名で販売されていました。
カルミナに変更された時点ではハンドソーンをメインに製造されていた様ですが、現在はグッドイヤーウェルトが中心です。
とはいえリブという素材を使用しない造りのものを見た事がありますので、ハンドソーンに近いグッドイヤー製法を中心に製造しているのかもしれません。
どちらにしても、コストパフォーマンスが高い靴といえます。
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