Jalan Sriwijaya (ジャラン スリワヤ) オールソール
- shoe repair ROOST
- 2018年9月17日
- 読了時間: 3分
Jalan Sriwijaya (ジャラン スリワヤ)のストレートチップをレザーオールソールです。
ジャランが日本に入ってきてから、早くも14年程経つんですね。
ジャランというブランドが出来たのは2003年なので、歴史は浅く思ってしまいがちですが、その前身は1919年創業のフォルトゥナ・シューズというファクトリーまで遡ります。
当時はオランダの植民地だったため、軍靴を主に生産していたようですが、戦後はサンダルやモカシンシューズ、デッキシューズなんかも生産していました。
現社長が代変わりの前にイングランドのノーザンプトンで紳士靴の修行をし、それを経て2003年に立ち上げたのがジャラン・スリワヤという訳ですね。
いろいろなメディアでジャランを取上げられる際、必ずコストパフォーマンスの良い靴と紹介されています。
確かに、ハンドソーンウェルテッド(9分仕立て)で3万円代というのは、コスパ的にみたら最強ですね。
ウェルトを縫い付ける際、普段機械を使う部分を人の手作業で縫い上げているんですから、大変な手間暇が掛けられています。
ただ、それだけにこのコスパを実現させるために削っている部分があると感じています。
若干ソールが弱い印象もありますし、アウトステッチの糸が非常に細かったり・・・。
ですので、このジャランという靴は、一度はオールソール修理をしてみてください。
通常通りにオールソールをするだけで、ジャランの弱点を結構解決できると思います。

社長がノーザンプトンで修行しただけあり、面がまえは英国靴寄りのジャラン。カッコイイですよね。

コバは程よくツメを出し、よりドレス感を高めています。

カカトもドッシリしているので、割と好きです。良い艶が出ました(笑

ソールはヒドゥンチャネルのご依頼を頂きました。オリジナルも同様な事と、せっかくなので、2色に塗り分ける「半カラス」仕様にしました。

ジャランの靴はいつからか、ソールの前半分にアウトステッチ。ウエストからカカトまでをマッケイ縫いという仕様に変わりました。何か特別な効果があるのか、またはここもコストの問題なのか?
確かな答えが見出せていないのと、ウエストより後ろのウェルトも余裕をもって残されているので、カカトまでアウトステッチを掛けています。
今回仕様した革は、イタリア クエルチェ社製のダークダニというレザー素材。
8ヶ月という長い時間を掛けて生成される革は、柔軟性と耐久性に優れています。
レザーオールソール クエルチェ社 ダークダニ使用・・・・14,000円(税抜)
オールソールオプション ヒドゥンチャネル・・・・2,500円(税抜)
ソールカラー 半カラス仕様・・・・2,000円(税抜)
営業日と営業時間についてのお知らせ
9/17(月・祝)と24(月・祝)は祝日のため通常時間(11:00〜20:00)で営業いたします。
各翌日である18(火)、25(火)は振替としてお休み致しますので、お気をつけください。
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