オールデンの1339。
レザーのダブルソールだったものを、リッジウェイを使用しシングルで仕上げました。
ウェルトを繋ぐスクイ縫いが一部切れていたので、縫い直しをしています。

オールデンのチャッカブーツの中にはシングルソールの物もあるので、それ程の違和感はないと思ってはいましたが、リッジウェイソールのコバ面は以外と薄いので、どうなるのか多少心配がありました。
心配は不要でしたね。シングルでも充分魅力的な姿になりました。

シングルにしたかった理由は、職業が大きく関係しています。片膝立ちで使用する機会が多くあり、ダブルソールだとイマイチ使いづらいそうです。
なるほど。使用するシーンで、底剤のチョイスもだいぶ変わってくると、改めて勉強になりました。

グッドイヤーウェルト製法やハンドソーンウェルト製法で、アッパーとウェルトの隙間に縫い糸が見えたら危険信号です。
早い段階でオールソールをした方が良いでしょう。
今回は一部の縫い直しで済みましたが、この状態のまま使い続けると、オールソールの際にリウェルトが必要になる可能性が高くなります。リウェルトが必要になるとオールソールの時に頂戴する料金がグンッ!と上がります。
ラバーオールソール リッジウェイ使用・・・・13,500円(税抜)
※一部掬い縫いの縫い直しには別途料金を頂戴致します。縫い直しの距離やほつれ箇所の数によって料金は前後致します。
■ブランド紹介■
1884年、アメリカ・マサチューセッツ州で創業のオールデン。
元々はカスタムメイドのブーツや受注生産が中心で、矯正靴も展開していました。
足に優しく、快適な履き心地のトラディショナルシューズと評され、中でもモディファイドラストはそのフィット感や履き心地の良さで多くの靴好きを虜にしています。
デザインも安定感のある普遍的なものが多く、年齢やファッションを限定することが少ないため、様々なシーンや年齢層に愛されているユーティリティープレイヤーです。
世界各国に数多あるシューメーカーの中で、ラストの種類で立ち話ができるメーカーは僅かです。上記のモディファイドに加え、バリー、アバディーンなどなどを擁するオールデンはそれができる数少ないメーカーですね。
shoe repair ROOST (シューリペア ルースト)
愛知県名古屋市千種区四谷通2-8 YOU YOTSUYA 2F
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CLOCE 月曜日、第二火曜日
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