Crockett&Jones (クロケットジョーンズ)修理
- shoe repair ROOST
- 2020年7月17日
- 読了時間: 2分
クロケットのダービー(外羽根)キャップトゥ。モデル名はBROMPTON。
42nd royal highland とのダブルネームの靴です。
レザーオールソールと小指部分のライニングパッチをしました。

代官山と銀座にお店を構える42ndは、今より35年以上前に、「妥協のない英国靴の精神を取り入れた日本人にも合う靴造りを」というコンセプトを掲げスタートした、信頼できる靴ブランドです。
オリジナルの靴を中心に、各国の有名ブランドともダブルネームの靴を販売している42ndですが、およそ25年前にはクロケット製の靴も店頭にあったようで、この靴もその一足。
この情報だけでも古い靴だと分かるのですがそれもそのはず、持ち主様は、お爺様が履いていた靴を譲り受け履いているという事です。
単純に靴を譲り受けるという行為が羨ましいですが、その環境に居る事が出来たという事が羨ましいですね。
家族を悪く言うつもりは全くありませんが、僕の親や祖父ちゃんは靴に興味はありませんでしたから(笑


ソールで使用したのはドイツの高級底材であるJ.レンデンバッハのオークバーク。
一年以上の期間を使い「皮」→「革」へと変化させる鞣しの工程を踏むため、革の密度が高く耐久性に優れます。
ソールカラーは相談の上クロケットのオリジナルに近いブラウンで。


カカトはオリジナルと同じダヴタイプで、化粧釘も似せてあります。
これだけ打ってあると何だかカッコイイですね。

ライニングパッチの写真を撮り忘れましたが、小指が当たる部分が消耗し、ライニングに穴が空いていましたので革を一枚貼り、補強してあります。
■ブランド紹介■
1879年イギリスのノーザンプトンにて創業。
古くは多くのOEMを手掛け、黒子的な存在で同地にてチャーチに次ぐ規模へと発展しましたが、現社長が就任後は自社オリジナルにも注力し、ブランドイメージの向上に成功しています。
ハンドグレードラインという最上ラインの靴は、規制靴としてはトップクラスの技術が如何なく発揮されていて惚れ惚れしますね。
もちろん通常ラインもしっかりと造りこまれています。
shoe repair ROOST (シューリペア ルースト)
愛知県名古屋市千種区四谷通2-8 YOU YOTSUYA 2F
OPEN 11:00~19:00
CLOCE 月曜日、火曜日
052-783-8355
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