Church's (チャーチ) オールソール
- shoe repair ROOST
- 2020年9月11日
- 読了時間: 2分
チャーチのストレートチップはコンサル。
レザーオールソールです。

ソールに使用したのは、イタリア製のオークバーク。名称がダークダニという素材です。
革は、鞣し(なめし)と呼ばれる工程を経て、なま物の「皮」から加工物としての「革」へと変化させるのですが、この工程に約8ヶ月〜1年の期間を使います。
この1年程という長い期間を使うことによって、革の密度を高め、磨耗に強い革が出来上がります。
また、規格として5mm程という充分すぎる厚みがありますので、さらに耐久力の面で信頼が置けますね。

ソールは元々の素材の時点でやや茶色がかっていて、ヒールに使う革とは違う素材のため、同じ着色料を使用してもややいろにバラつきが出てしまいます。この辺りはもっと精進が必要ですね。

程よいボリューム感のトゥとしっかりと張出したコバは英国靴を代表するチャーチならでは。
カッコよくて可愛いですね。

チャーチのヒールは同じ英国のグリーンやクロケットよりもカカトがやや高い印象。
積み上げの革で調整してあります。
トップリフトはレザーコンビのカギ型タイプ。釘はオリジナルと似た感じにしてあります。

チャーチはソールの土踏まずの部分にサイズとワイズの刻印がしてあるので、真似てみました。
これはやや気まぐれになるので(笑、ご希望の方はお申し付けください。
■ブランド紹介■
創業は1873年のノーザンプトンで、紆余曲折ありましたが現在でも当地にて靴の製造を行っています。
英国靴らしい造形は、世界中のセレブや靴好きから支持を得ているほか、007シリーズでジェームズ・ボンドが着用していることでも有名ですね。
日本でも割と早くから展開があり人気もあることから、現在、都市部にある百貨店などでの取り扱いも多く、比較的手に入れやすいブランドと言えます。
時代を追うごとにインソールに直営店のある都市の刻印が増えていき、2013年にTOKYOが入ったことによって現在は5都市の刻印がされています。
一般的には3都市までが旧チャーチなどと呼ばれており、資本が入る前(倒産前)のものとされているため、マニアの中では垂涎ものとなっています。
愛知県名古屋市千種区四谷通2-8 YOU YOTSUYA 2F
OPEN 11:00~19:00
CLOCE 月曜日、火曜日
052-783-8355
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