Otsuka (大塚製靴) レザーオールソール

更新日：2020年11月25日

オーツカのペニーローファー。

当店で中古靴として購入して頂き、そこから履きに履いて遂に３回目のオールソール修理です。

一回目、二回目とイタリアのベンズレザーを使用していましたが、今回はより強度のあるイタリアンオークバークを使用してのオールソールとなります。

毎度ですが、ソールの仕上げに関してはお任せされていますので、前回とは違うコテを使用して装飾。

イタリアンオークバークは元々少し茶色がかっていますので、それを活かし、ソールカラーはブラウンにしています。

今回、カカトはレザーコンビのラスタータイプ。

半革の中でも一番シンプルながらカッコ良く仕上がる素材です。

どんな修理でもそうなのですが、なるべくコバは削り込み過ぎないように注意しています。それでも三回目のオールソールともなると、コバが少しずつ内側に狭まっている気がしますね。

■ブランド紹介■

大塚製靴

創業は明治５年(1872年)。

当時は大塚商店という名前で創業し、手縫いによる革靴の製造をしていました。

140年以上の歴史を持つ国内屈指の靴製造メーカーです。

また、皇室御用達のメーカーとしても有名で、明治天皇の頃から皇室の靴を製造していたようです。

グッドイヤー式の靴製造機械を日本で初めて導入したのも、この大塚製靴。

古くは軍靴なども製造しており、日本の革靴文化を牽引したメーカーと言っても過言ではありません。

現在はセメント製法やマッケイ製法、さらには婦人靴なども展開していて幅広い客層に沿うラインナップを揃えています。

紳士靴に話を戻すと、上級ラインに「M-5(エムファイブ)」というラインがあり、これは明治5年創業というところに由来しているとか。

リーガルと並んで長く日本のビジネスマンの足元を支えてきた企業です。

shoe repair ROOST (シューリペアルースト)

愛知県名古屋市千種区四谷通2-8 YOU YOTSUYA 2F

OPEN 11:00～19:00

CLOCE 月曜日、火曜日

052-783-8355

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