JOSEPH CHEANEY (ジョセフ チーニー)オールソール
- shoe repair ROOST
- 2021年3月19日
- 読了時間: 3分
■レザーオールソール イタリアンオークバーク使用
16,200円(税込)
正しくは「JOSEPH CHEANEY & SONS (ジョセフ チーニー & サンズ)」というシューメーカーですが、サンズはあまり言わず「ジョセフ チーニー」と呼ばれる事や、もっと言うとそのジョセフをも除いて単に「チーニー」と呼ばれる事が多いメーカーです。
同じノーザンプトンに本拠地を構えるチャーチの弟分としての認識を持たれている方も多いと思います。
まぁそれもそのはず、長らくチャーチの傘下に入っていましたからね。
現在の立ち位置はこのブログの下の方のブランド紹介にて書いてありますので、読んでみてください。
今回は定番のストレートチップをレザーオールソールです。

使用した素材は当店では定番化しつつあるイタリアン・オークバーク。
鞣しの工程に10ヶ月程を掛け革の密度を上げてあるため、単純に磨耗に強い素材です。
加えて、ソールにしてはやや厚い素材なので、耐久力重視の方にはオススメです。

今回はソールの立体感の表現が巧くいきました(笑
何処が?と問われるとなんとも説明しずらいのですが。


このチーニーは元々のソールが薄めだったのですが、今回は耐久力に目を向けての選択です。
ご覧の通り、違和感はほとんど感じないと思いますが、気になる方はいろいろとご相談ください。
カカトはオリジナル同様のレザーコンビ・ダヴタイプ。
化粧釘も元と同じ数だけ打ちました。
■ブランド紹介■
JOSEPH CHEANEY & SONS (ジョセフ チーニー & サンズ)

画像はHPより
1886年創業のチーニー。
ジョセフ チーニー & サンズというブランド名ですが、ジョセフとサンズは省いてチーニーとだけ呼ぶ事が多いです。
長くチャーチのセカンドライン的な扱いでしたが、2009年にプラダグループから離れ再出発を切っています。
と、簡単に書くと上の様になるのですが、実は面白い流れでプラダから独立しています。
1886年・・・・創業
1964年・・・・チャーチの傘下に(このことから、チャーチの弟分のイメージがついてるんですね)
2000年・・・・チャーチごとプラダの傘下に
2009年・・・・プラダから独立。独立させたのはチャーチの一族
現在はチャーチの一族が運営してるチーニーですが、プラダからの独立の時にチャーチブランドではなくチーニーブランドを選んで独立させたのは面白いです。
チャーチの名前がすでにブランドとしての地位を確立していて革新的な事を取り入れずらいという事があったり、チーニーもある程度知名度はありますが、ここを使った方が自分達のやりたい事が表現出来ると判断したのではないかと推測しています。
この辺りのクラスの靴にしては、比較的良心的な価格設定でなのも嬉しいメーカーです。
個人的には「ヴェルトショーンウェルト製法」という少し変わった製法の靴が欲しいです。
shoe repair ROOST (シューリペア ルースト)
愛知県名古屋市千種区四谷通2-8 YOU YOTSUYA 2F
OPEN 11:00~19:00
CLOCE 月曜日、火曜日
052-783-8355
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