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Santoni (サントーニ) ハーフラバー

■ハーフラバー Vibram2342(アリエル)使用

2,900円(税込)


サントーニのホールカットシューズ。

レザーソールは綺麗なオレンジ色にペイントされていますが、摩耗対策、滑り対策としてハーフラバーの貼り付けです。

レザーのまま履くかラバーを貼るか迷われていましたが、摩耗や滑りへの対策としてラバーは貼って履くと決断されました。

このラバーを貼る修理には幾通りかの考え方があって、新品時に対策として貼る方と、摩耗が進んで穴が開いてから一時凌ぎ的に貼る方がいらっしゃいます。

個人的にはレザーソールが好きなので、レザーを楽しんでほしいとも思いますが、やはりそれぞれの生活や考え方があるので、もちろんハーフラバーを否定することはしません。

ただ、あらかじめ貼る予定のある方は早めに貼ってしまう事をお勧めします。

ソール面が均一に残っている状態の方が綺麗に貼れますからね。


使用したのはVibram2432。通称は「アリエル」といいます。

少し目がチカチカとしてしまいそうな複雑な模様が入っていて、それが滑り軽減の効果を発揮。

先端はその模様が入っておらず、マットな状態のため摩耗軽減に役立ちます。


このサントーニ、グッドイヤーウェルト製法なのですが、ちょっとした仕掛けがしてありますね。

ダシ縫いと呼ばれる縫い糸がどこからも見えません。

ソール面にヒドゥンチャネルが掛けられていて縫い糸を見る事が出来ない靴は、高級ラインを中心に各メーカーでもあるのですが、ウェルト上部(アッパー側)にヒドゥンを掛けている靴はあまり有りません。

僕たち修理に携わっている人間だと割と簡単に判別は出来るのですが、一般的な消費者の方は製法の判別に戸惑うかと思われます。

まぁ、それが「ウリ」だという場合は店員さんから言ってきそうですが(笑


■ブランド紹介■

Santoni (サントーニ)

サントーニは、イタリア・マルケのブランド。

メーカーのホームページにあるヒストリーを見ると、創業は1975年となっていますが、昔の靴雑誌には1977年創業と書かれています。

どちらにしてもそれほど深い歴史のあるメーカーではないですが、それ故か多岐に渡る製法をこなすマルチなメーカーです。

グッドイヤーウェルテッド製法の靴もありますが、日本でよく目にするのはマッケイ製法のものが多い印象。

マッケイ製法はウェルテッド製法に比べて、ソールの反り返りが良いので履いた瞬間から「履きやすい」と感じます。

草履や足袋を使っていた日本人の感覚には合っているのでしょうか?

そんなマッケイとウェルテッド製法の良いところだけをピックアップし、サントーニが開発したグッドイヤー・ボローニャ製法なんてものもあったりします。

アッパーはイタリア靴らしくパティーヌが施されている靴が多く、独特の色気があります。

職人が一足ずつ手作業で色づけするパティーヌは二足と同じものがありませんので、唯一無二の特別感があります。


shoe repair ROOST (シューリペア ルースト)


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