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Crockett & Jones (クロケット&ジョーンズ)ラバーオールソール

■ラバーオールソール ダイナイト使用

13,500円(税込)

■オプション リウェルト(シングル)

10,000円(税込)


クロケットのシングルモンク。MONKTON。

元々はレザーソールのモデルでしたが、今回はダイナイトソールへのカスタム修理です。

よく履き込まれた靴では稀にあるのですが、ウェルトに使われている革が乾燥でボロボロになっていました。

所々で裂け、綿状になってしまって再利用できない箇所もありましたので、今回はリウェルト(ウェルトの交換)もしています。

少し話がズレますが、マッケイやセメント製法で使われているウェルト(押渕)は装飾の意味合いが強く、その多くは再生革の様なものが使われています。

これは長持ちする様な素材では無く、ほとんどは裂けて割れてしまい酷い場合は一部分のみ欠損してしまう時もあります。

まぁ、こういう事からもメーカー側のコンセプトとして「マッケイ製法=買替えを推奨」なんだろうなと僕は捉えています。

その点グッドイヤーに代表されるウェルテッド製法では本革が使用されていますので、ある程度の経年耐久力が保証されています。

オールソールをしながら、何十年と長く履きましょうというコンセプトですから、当たり前といえば当たり前なのですが。

さて本題。ところがこの本革のウェルトも、もちろん「革」な訳なので、極度の乾燥状態に置かれたまま歩行の圧力に晒されたり、あるいは濡れた後の油分補給が充分でなかった時に使用してしまうなど。様々な過酷な状況に直面し傷んでいきます。

そして、オールソールという再利用をしたい時に出来ない状態になってしまい、リウェルト(追加料金)となってしまうのです。

普段の靴磨きの時に、たまにはウェルト部分も念入りにお手入れしてあげるのも良いかもしれませんね。

ただ、全てをリフレッシュしたいという場合、このウェルトも交換できると覚えておいていただくと嬉しいです。


※スライドして別の写真をご覧いただけます。

ソールに使用したのはダイナイト。

ソールの幅に対してドット柄が外側に広く配置されているので、マッケイの靴にはほぼ使えません。

グッドイヤーやハンドソーンなどのウェルテッド製法での使用が基本になり、「BRITISH MADE」の刻印(印?)がある通り、英国靴にはよく似合います。

似た素材でVibram2055がありますが、そちらは中心にドット柄が集中していますのでマッケイ製法の靴にも使いやすいですね。

ご希望の方はお問い合わせください。


※スライドして別の写真をご覧いただけます。

修理をするお店によってですが、ウェルトというパーツはハーフラバーやつま先修理の時に削られる場合も考えられますし、オールソールの際にも徐々に削られていきます。

ソール交換をしながら長く履くというコンセプトを持っているグッドイヤー製法の靴でも、いつかはリウェルトという事も視野に入れていると良いかもしれません。


■ブランド紹介■

Crockett & Jones (クロケット&ジョーンズ)

1879年イギリスのノーザンプトンにて創業。

創業者はジェームズ・クロケット氏とその義兄弟であるチャールズ・ジョーンズ氏。

古くは多くのOEMを手掛け、黒子的な存在で同地にてチャーチに次ぐ規模へと発展しました。

1977年に現社主でもあるジョナサン・ジョーンズ氏が社長に就任。

これまで製造していたレディースラインは、流行に左右されるという理由で終了させ、メンズの自社オリジナルに注力し始めます。

当時170名もの従業員の殆どをメンズに特化させた事も功を奏し、ブランドイメージの向上に成功しています。

後に、そのジョナサンの息子であるウイリアム・ジョーンズ氏が入社したと同時にレディースのコレクションを発表しているのは面白いところ。

ただ、旧レディースラインはセメント製法のヒールパンプスなどが主流でした。現行のレディースコレクションはグッドイヤーウェルト製法を採用されているので、文句無くオススメできます。

メンズのハンドグレードラインという最上ラインの靴は、規制靴としてはトップクラスの技術が如何なく発揮されていて惚れ惚れしますし、通常ラインもしっかりと造りこまれていますのでオススメできるメーカーです。


■お知らせ■

ROOSTでは、郵送・配送での修理も受付けています

サイト内「オーダーの方法」にあるお問合せフォームか、メールにてお問合せください。

※写真を添付して頂けるとよりスムーズに修理のご案内ができます。


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