■ラバーオールソール スムースラバー使用
9,500円(税込)
リーガルの不動の大定番2504。
デザイン的にも使い易いプレーントゥであることやガラスレザーを採用していることから、お手入れや雨の日などの使用も可能なため、結構昔からリーガルを支えているモデルです。
ソールが割れていましたので類似の素材を使用してオールソールです。

前から存在する型番で各時代時代での人気も上々のモデルです。
上にも書いたようにデザイン的にも材質的にも使用し易いのですが、弱点としてソールの劣化が挙げられると思います。
このモデルに限らず、同じソールが使用されているリーガルの靴はこの症状を良くみかけます。
ラバーの「硬化」が進み→「分解」が起こりソールに無数のひび割れが走ります。
これは「履く」「履かない」に関係無く経年で素材が劣化を起こしますので、よく聞くのは「来るべき日のために購入して大事にしまっていたらヒビが入ってしまった」というもの。ウレタン系の素材が使われている靴でも良く聞く流れですね。
今回の靴もほぼ新品のそんな一足でした。
「履く」「履かない」に関係無くなので、履いてあげた方が圧倒的に良いですよ。

少し力を入れるとこの画像のように無数のヒビを確認できます。この手のリーガルをお持ちの方は履く前にチェックしてみるのも良いかもしれません。
※スライドして別の写真をご覧いただけます。
使用したのはスムースラバー。
オリジナル同様の見た目になりますので、オールソール後のデザインの変化は少ないです。
カカトはオリジナルがブロックヒールなのに対し、今回は革を積み上げ高さを調整したのちのビブラム5350。
トップリフトの交換時期がわかりやすく、修理も簡易になります。
■ブランド紹介■

その歴史は複雑で、リーガルは1880年にアメリカで創業され、後の1961年に日本製靴と技術提携を結びんだことで、日本でもリーガルという名の靴の製造が始まります。
日本製靴は現在のリーガル・コーポレーションの前身の名前で、こちらの創業は1902年です。
米国のリーガルはというと、ブラウン社と合併の後、リーガルという商標を日本製靴に譲渡しており、現在はリーガルというブランドを所有しているのは日本のみになります。
どちらにしても100年以上の歴史を持つ、日本一の製靴企業ですね。 今の豊かな日本の礎を築いたと言ってもいい、団塊の世代と呼ばれる先輩たちは、このリーガルに憧れを持ち、履いていたようです。
人によって評価の分かれるリーガルですが、幅広い層の人達に向けたくさんの製法や素材を採用している為に起こるのかと思いますし、大企業が生き残っていくにはそれも仕方ないかと思います。
ただ、現在でも「リーガル」=「いい靴」というイメージを持っている方が多く、上級ラインの靴を見てみると、目を見張るものがあります。地力はあるメーカーだと思います。
GWは祝日に拘らず定休日の月曜・火曜に店休日をいただきます。
トップページのカレンダーをご参照ください。
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