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Santoni (サントーニ) オールソール+クリーニング

■レザーオールソール イタリアンレザー使用

13,500円(税込)

■クリーニング

3,700円(税込)


サントーニのダブルモンクストラップ。

数多くの製法を操るサントーニの中から、こちらはグッドイヤーウェルト製法。

ガッチリした造りです。

レザーソールに穴が空いてしまいましたので、オールソール修理です。


※スライドして別の写真をご覧いただけます。

元はレザーソールにヒドゥン・チャネルが掛けられ、外からは縫い糸が見えない仕様にしてありましたが、今回はその手間を省きましてオープン・チャネルでアウトステッチを縫いかけています。

僕に限らず修理屋では縫いが掛かる溝をメーカーよりも深く掘りますので、ソールが擦れて縫い糸が切れてしまうまでは比較的長く保つのではないかと思っています。

ヒドゥン・チャネルを掛ける時はオプションの料金も発生しますので、ソールの見た目にそれほど拘りの無いという場合は、ソール交換の際に「ヒドゥン→オープン」への変更はアリなのではと思います。

と言っても、ヒドゥンとかは楽しい作業なので、余裕のある方や靴底からも魅力を感じるという方はオプションのご注文も大歓迎ですよ。


※スライドして別の写真をご覧いただけます。

ソールに使用した革はイタリアのベンズ革。

屈曲性が良くマッケイ製法の靴にはこちらをお勧めする事が多いのですが、もちろんウェルテッド製法の靴にも対応。

グッドイヤー製法など履き始めの靴は比較的硬く感じて敬遠しがち・・・という方にもお勧めの素材です。

元のソールカラーはサントーニ特有のオレンジ色でしたが、今回はナチュラルな色で染めています。

カカトはレザーコンビのラスタータイプでした。


ソールの状態からも分かる通りですが、雨の日に着用したとの事。

アッパーの革に元々含有されていた塩分(その他)が、雨の水分によって表に引っ張り出されて乾いてしまった状態。

俗に言う潮吹きが起こっていましたので、全体を丸洗いするクリーニングでリフレッシュしています。


雨の日の革靴の着用については、突然の雨等もありますので致し方無い事もあります。

でもその後のケアはしっかりしたいところ。

アッパーの潮吹き&銀浮きは見て分りやすいですが、「濡れて→乾いた」レザーソールはカスカスの状態になってますのでそれだけで磨耗が激しくなります。

濡れている状態でも磨耗が激しいので、その状態での着用もなるべく短時間で済ませたいのですが、乾かした後にはしっかりと油分・水分を補給してあげてください。


■ブランド紹介■

Santoni (サントーニ)

サントーニは、イタリア・マルケのブランド。

メーカーのホームページにあるヒストリーを見ると、創業は1975年となっていますが、昔の靴雑誌には1977年創業と書かれています。

どちらにしてもそれほど深い歴史のあるメーカーではないですが、それ故か多岐に渡る製法をこなすマルチなメーカーです。

グッドイヤーウェルテッド製法の靴もありますが、日本でよく目にするのはマッケイ製法のものが多い印象。

マッケイ製法はウェルテッド製法に比べて、ソールの反り返りが良いので履いた瞬間から「履きやすい」と感じます。

草履や足袋を使っていた日本人の感覚には合っているのでしょうか?

そんなマッケイとウェルテッド製法の良いところだけをピックアップし、サントーニが開発したグッドイヤー・ボローニャ製法なんてものもあったりします。

アッパーはイタリア靴らしくパティーヌが施されている靴が多く、独特の色気があります。

職人が一足ずつ手作業で色づけするパティーヌは二足と同じものがありませんので、唯一無二の特別感があります。


■ご案内■

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サイト内「オーダーの方法」にあるお問合せフォームか、メールにてお問合せください。

※写真を添付して頂けるとよりスムーズに修理のご案内ができます。


shoe repair ROOST (シューリペア ルースト)

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